詳細
偉大なるピアニストたちの特徴を学んでジャズ・ピアノの多彩なスタイルを弾きこなす。ジャズ・ピアノの主要なプレイヤー15名のスタイルに着目して書かれた楽曲で、さまざまなテクニックを身につける練習曲集。各楽曲には、演奏のポイントや事前練習、理論的な背景や曲の構成についての解説が添えられています。スタイルの本質を理解して、音楽と創造的に関わりながら練習を深めていきましょう。
すべての楽曲と多くの譜例の模範演奏を、付属CDに収録しています。CDに合わせて練習できるように、テンポを下げた演奏やリズムトラックも一部収録。実践練習を通してジャズ・ピアノを学びたい、クラシック・ピアノの経験がありジャズに挑戦してみたいというピアニストにおすすめの一冊です。
掲載ピアノ・スタイル
ファッツ・ウォーラー (ストライド・テクニック)
エロル・ガーナー (左手のスプレッド・ヴォイシング)
イリアーヌ・イリアス (ブラジリアン・スタイル)
ホレス・シルヴァー (元祖ファンキー・ピアノ)
ジョージ・シアリング (シアリング式ヴォイシング)
ビル・エヴァンス (エヴァンス式ヴォイシング)
バド・パウエル (ビバップ・スタイル)
キース・ジャレット (アッパー・ストラクチャー・トライアド)
ハービー・ハンコック (ハンコック風ファンキー・ピアノ)
マッコイ・タイナー (モード・ジャズ)
ケニー・バロン (エクステンディッド・エンディング)
セロニアス・モンク (リハーモナイゼーション)
オスカー・ピーターソン (ブルース・フィーリング)
ミシェル・ペトルチアーニ (ディミニッシュ&オルタード・スケール)
ミッシェル・カミロ (ラテン・ジャズ)
著者 Philipp Moehrke (フィリップ・メールケ) について
1967年にドイツのFreiburgに生まれる。 ボストンのバークリー音楽大学でピアノと作曲を専攻し卒業。さまざまなスタイルをこなすピアニスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして活躍。また、映画や劇場音楽、ミュージカル作品も手がける。自分のバンドやその他のプロジェクトで数多くのCDをリリース。ジャズやポップ・ピアノのための本を多数出版。
1991年以来、FreiburgのJazz and Rock School でピアノと音楽理論の講師を務める。多くの大学や公共機関でワークショップのインストラクターを務める。