アナログ盤の取り込みで高音質が実現できる強力ソフト、
WAVELABでアナログLPからCD作成について私がやっている方法、紹介します。
こちらのソフトがDAWソフトと違うところは
・曲を最初に頭から終わりまで一度に取り込み、不要部分を削除、曲のインデックスをファイルに入れて行く事が可能で、1曲1曲別ファイルにして行かなくていい分早く作業が行えます。
・デ・クリッカーなどスクラッチノイズをとるプラグイン、高音質のままディザリングできるプラグイン等も多数装備しています。
・非常に高音質のソフトです。
1.動作環境の準備
・動作環境:高音質で作業したいので2Ghz以上のCPUをお勧めします。
・サウンドカードは音質に影響を与える重要な部分なので十分吟味してください。(できれば24bitに対応したもの)
・OSは今のところサウンドカードの相性等考えるとXPが簡単だと思います、Windows7をお使いの場合はサウンドカードとソフトのバージョン等よく確認してください。
・USB,IEEE1394などオーディオインターフェイスをパソコンと接続正しく認識させます。
・WAVELABをインストール、オーソライズをすませます。
・ここまですめば取り込みの準備は完了です。
2.オーディオの取り込み
・WAVELABを起動します。
・トランスポートバーにある赤い丸印の録音ボタンを押します。
・録音のダイアログが表示されます。
・オーディオフォーマット:ステレオ/44.100Hz/16Bitのところをクリックします、今回はCDにするのが目的で、簡単で高音質にしたいのでステレオ/44.100Hz/32Bit floatを選択します。(環境、設定はお試しください。)
・レコードを再生して適正のレベルで振れているか確認ください。(レッドゾーンに入らないよう、またレベルが低すぎないようご注意ください。)
・チェックボックスは基本的に手動で行いたいので、今回はすべてチェックを外して下さい。
・いよいよ録音です、録音ボタンを押しレベルメーターのカウントが動き出したら、レコードを再生取り込み開始します、盤を返すときはポーズにして盤を返し同じ作業を行います。(ちなみに私はずぼらにポーズをかけずそのまま盤を返しています。)
・録音が終わりましたら、録音停止ボタンを押します。オーディオファイルのダイアログが現れたと思います。
・これで第2段階の取り込みまで終わりました。
3.オーディオ編集
・マウス操作で曲の最初、AB面のつなぎ目、最終部分の不要部分を編集削除します。
・音圧をできるだけ稼ぎたいのでメニューからレベルノーマライザーを選びます。
・ここは最大レベルを0dbにし実行します。(このときモノラルレコードはモノラルにミックスのチェックを入れてください。)
・波形が多少大きくなったと思います。
・マスターセクションにスクラッチノイズを軽減するためDeClickerを入れます。設定は基本デフォルトのままでOKですが、これは状況によってかわるのでいろいろ試してみてください。
・今回は原音をできるだけ残したいので、他のプラグインは使用しませんがノイズがひどい場合等はDenoizer等も有効な場合がありますのでお試し下さい。
・ウインドウ内の再生ボタンを押すとプレビューが聞けますので、オンにしたときとオフにしたときと聞き比べてみてください。
4.曲のインデックスを作る
・マウス操作で曲のスタートマーク、曲と曲のつなぎ目のマーク
・ここで付ける曲順は大切なので自動入力で行い、編集や他の操作で曲の番号が変わったときはそれ以降の曲の番号を編集で訂正してください。
・つなぎ目は次の曲の直前あたりで大体で結構です。
5.モンタージュファイルの作成
・4で作ったファイルからファイルメニューのモンタージュを作るを選びます。
・ここで曲がちゃんとできているか確認してください。
・間違いがなければCDのアイコンを押します。
・次に赤い丸いボタンを押します生CDを入れるよう要求されますので指示に従ってください。
・焼く速度は等倍で行う方が音質がいいのでこちらを選んでください。(CDは信頼性の高いメーカーをお選びください。)
・CDが出てきたら作業は終了です。
・必要に応じて保存してください。
・私はこのままいTuneにAppleLossLess形式で取り込んでおりますが、JAZZ/ROCKはかなりの確率でタイトル・曲名を持ってきてくれます。
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