ジャズ・ベース・ラインがわかる本 須長 和広(著)

発売元 : リットーミュージック

ジャンル : 楽器教本

分類 : ベース

商品型番 : 9784845639182

本・ビデオはメール便でお届けします

ジャズ・ベース・ラインがわかる本 須長 和広(著)
¥2200

詳細

初心者にも優しいジャズのエレキ・ベース教本
イチからわかる解説で全ジャンルに応用できる!
ベーシストのみなさん、「ジャズ」が難しいと思っていませんか?
この本は初心者でもジャズのベース・ラインの基本が学べるベース教本です。

本書ではジャズのベース・ラインの作り方と演奏の仕方の基本を解説しています。
また、いきなりジャズを解説するだけでなく、そもそもベース・ラインそのものはどのように作るのかといった基本から入り、そこから徐々にジャズ・ベース・ラインの基本へと入っていくのでわかりやすい。
ジャズで多用されるコードを例に挙げながら、それに対してどのようなコード・トーンを使うかを解説し、どのようにアプローチするかといったジャズの基本的なテクニックを紹介しています。
さらにウッド・ベース(アップライト・ベース)で演奏されることが多いジャズですが、本書はエレキ・ベースで演奏することが前提の内容になっているので、これまでロックやポップスなどを演奏していたベーシストも入りやすいです。

本に登場するフレーズは参考音源に対応しています。参考音源は本中のQRコードからアクセスできる特設ページにてダウンロードできるだけでなく、ストリーミングで再生することもできるので、スマートフォンを使って気軽に再生することができます。
またYouTube動画との連動も実施しており、よりわかりやすくフレーズを確認することができます。

ジャズのベース・ラインで使われるテクニックは、ロックやポップスでも生かすことができる便利なものばかりです。
近年の音楽はオシャレでカッコいいものが多いですが、そのなかにはジャズのエッセンスが入っていることも珍しくないので、エレキ・ベースでジャズの要素を取り入れることはとても自然なこと。
本書はジャズに限らず、いろいろな音楽を演奏できるようになりたいベーシストにも打ってつけの1冊になっています。

※本書は2008年2月に刊行された『スイスイ弾ける! ジャズ・ベース・ナビゲーション』の装丁を新たにし、加筆した新装改訂版です。
※著作権の都合により、「Part 6 スタンダード・ナンバーでジャズ・セッション(「枯葉」「サマータイム」の楽譜含む)」は電子版に収録されておりません。

【CONTENTS】

Part 1
ジャズの基本要素
さまざまなビート・パターン
シャッフル/イーブンのリズム
メジャー/マイナーのコード

Part 2
基本のコード進行におけるベース・ラインの組み立て方
3音で作るベース・ライン
7th音を使った4音で作るベース・ライン
1小節ずつ変わるコード・パターン
マイナー進行でのベース・ライン
♭5th音を使ったベース・ライン
1小節ずつ変わるマイナー・コード・パターン

Part 3
ジャズで多用される"ブルース進行"のアプローチ
ラインを滑らかにつなぐクロマティック・アプローチ
クロマティックを2拍目に使ったライン・パターン
クロマティックを使った基本ベース・ライン
半音が連続するダブル・クロマティック
4度進行するドミナント・モーション
ツー・ファイブのブルース進行
3コーラスによるFブルース小曲
3コーラスによるCブルース小曲
3コーラスによるCmブルース小曲

Part 4
ジャズの王道コード進行における応用
ツー・ファイブ進行におけるベース・ラインの常套句
コードの特徴を考えたベース・ライン
裏コードと平行調を使用したライン
コードを半音でつなげるパッシング・ディミニッシュ
セブンス・コードが連続するコード・パターン
甘い音色と雰囲気を生かして弾くバラード・ライン
2拍ずつコード・チェンジしていくパターン
ツー・ファイブが出てこない進行でスケールを使ったライン
ツー・ファイブのラインが使えない4度進行
コードの構成音が変わるクリシェ・パターン
細かいコード・チェンジをスケールで弾くライン
先の流れを意識したベース・ライン
ジャズの定番コード進行
ツー・ファイブ・ワンの連続で転調するコード進行
キーがわかりづらい進行でコード感を出したライン
より分解されたコード進行で弾くベース・ライン
ツー・ファイブがない場面で弾くベース・ライン
モード・ジャズの演奏スタイルで弾くベース・ライン

Part 5
そのほかのリズム・パターン/ベース・ソロの引き出し
ボサ・ノヴァ・ベース・ライン
サンバ・ベース・ライン
アフロ・キューバン・ジャズ・ベース・ライン
サルサ・ベース・ライン
3拍子のベース・ライン
コード・トーンを使ったソロ・フレーズ
ペンタトニック・スケールで弾くソロ・フレーズ
ジャズ特有のスケールを使った高度なソロ・フレーズ

Part 6
スタンダード・ナンバーでジャズ・セッション
ジャズ・スタンダード・セッション1?枯葉
ジャズ・スタンダード・セッション2?サマータイム

フレーズ構築の基礎から応用方法まで、参考動画付きで解説

基礎的な知識として、さまざまな長さの音符を学ぶところからスタート

loading

中盤以降ではジャズらしい響きのコードを使って、ベース・ラインの仕組みを解析

アフロ・キューバン、ボサ・ノヴァ、サルサといったジャズと関係の深いジャンルも紹介

巻末にはジャズのベース・ラインで頻出するコードの指板図も掲載

著者プロフィール
須長 和広(すなが かずひろ)
1981年6月6日生まれ、東京都出身。14歳から独学でベースを弾き始め、18歳の頃からセッション・ミュージシャンとしてのキャリアをスタート。2003年からはジャズ・バンドquasimodeのメンバーとしての活動を軸に、さまざまなアーティストのライヴやレコーディングに参加する。2015年にはソロ・アルバム『MIRROR』も発表。2021年にソロ・プロジェクト"unagi"を始動し、同年2月にアルバム『Perpetual』の配信をスタート。エレキ・ベース、ウッド・ベースの両方を自在に操り、幅広い分野で活躍している。aiko、松任谷由実、大橋トリオ、東方神起、上白石萌音などのサポートを行なう。