詳細
特集独自の進化を遂げた"Japanese Style"
誇り高き日本のツーバス・ドラマーたち
伝説のジャズ・ドラマー=ルイ・ベルソンが考案し、1950 年代に登場したツーバス。バス・ドラムを2 つ並べる重厚なルックスと、低音の効いた迫力満点のドラミングは世界中のオーディエンスを魅了。ドラム・ヒーロー=ツーバスをイメージする人も多いのではないだろうか。そんなツーバス・スタイルはもちろん日本のドラマーにも波及し、特に80 年代以降はバンド・シーンを中心に発展を遂げ、プレイはもちろん、セッティングでも" 個性" を主張。ミリ単位でこだわったその緻密なセット・アップは様式美をも感じさせる。今回は創始者であるルイ・ベルソンの生誕100 周年を記念し、独自の進化を遂げた誇り高き日本のツーバス・ドラマーたちにフォーカス! 計40ページ以上に渡ってそれぞれのツーバス哲学に迫ってみたい!!
Special Talk Session (1)
Tetsu[D'ERLANGER]×yukihiro[L'Arc-en-Ciel、Petit Brabancon]
本誌初お披露目となる2人の新ドラム・セットも大公開!!
日本のツーバス・ドラマーの中でも、突き抜けて個性的なセッティングで知られるD'ERLANGER のTetsu と、L'Arc-en-Ciel、Petit Brabancon のyukihiro の2 人。大口径ツーバスに浅いタムを融合させたド派手なドラムを乗りこなし、アクセル全開でアグレッシヴに突き進むTetsu と、ラックとパイプをミリ単位で組み合わせたメカニカルなセット・アップで、正確無比なビートをストイックに刻み続けるyukihiro。スタイルは正反対とも言える2 人だが、同世代で、歩んできたキャリアも近く、10 代の頃から研鑽し合ってきた盟友関係で、2021 年末に日本武道館で同じステージに立ち、迫力満点のツイン・ドラムを繰り広げたことも未だ記憶に新しい。後進のドラマーにも多大な影響を与えてきた2 人が今回、" ツーバス" をテーマに初対談! 永久保存版!!
Special Talk Session (2)
響[摩天楼オペラ]×影丸[-真天地開闢集団-ジグザグ]
ツーバス対談の2組目は本誌連載「BEAT from ZERO」でもお馴染み、響[摩天楼オペラ]&影丸[- 真天地開闢集団- ジグザグ]が登場。共にV-ROCK シーンで多点セッティングを駆使し、超絶技巧の高速ドラミングで楽曲に華を添える2 人だが、そのドラミング・ルーツやプレイ・スタイル、セッティングへのこだわりは対照的。ツーバス導入のきっかけから、ツーバス・セッティングとフット・ペダルの組み合わせ、奏法の違いに至るまで存分に語ってもらった。
Interview
ヤガミ・トール[BUCK-TICK]
青山英樹[Rockon Social Club]
吉田太郎
LEA[GALNERYUS]
haruna[LOVEBITES]
Special Lecture
付録Streaming Code連動
菅沼孝三伝説の教則作品『ツーバス&フットワーク』から
学ぶ最強のフット・ワーク
Featured Artist
シェーン・ガラス
B'zの稲葉浩志が6月にスタートさせたソロ・ツアー「Koshi Inaba LIVE 2024 〜enIV〜」に参加するためにシェーン・ガラスが来日! プライベートでは2022年にも来日しているシェーンだが、ドラマーとして日本で演奏するのは、2018年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-』以来、6年ぶりとなる。大舞台に映える豪快なロック・ドラミングは健在で、ダイナミズムに富んだパフォーマンスで会場に訪れたオーディエンスを魅了。さらに東京と大阪でドラム・クリニックを開催し、日本のファンと至近距離でコミュニケーションを図るなど、6年のブランクを埋めるかのように精力的な活動を展開。今回のアーティスト特集では、10000字に迫るロング・インタビューを軸に、シェーンの"現在"を掘り下げてみたい。
Interview
カーター・マクリーン
"Ludwig Roadshow 2024"でフィーチャーされた注目の新製品も紹介!
ビル・ブルーフォード
柏倉隆史[toe]
歌とドラムVol.08〜鼎談Special2連発〜
角松敏生×山本真央樹×伊吹文裕
ドラマーとヴォーカリストの密なる関係性を探る連載企画「歌とドラム」。その2周年を記念し、今回は「鼎談スペシャル」と題して、2組のアーティストをフィーチャー。まずご登場いただくのは、デビュー43周年を迎えたシンガー・ソングライターの角松敏生。その妥協なき音楽へのこだわりは有名で、計算され尽くしたソング・ライティングと緻密なアレンジ、そしてそれを完璧な楽曲に仕上げるため、超一流のスタジオ・ミュージシャンを起用。自身がドラムをプレイすることもあり、特にドラマーへのこだわりは強く、スティーヴ・ガッド、ヨギ・ホートン、村上"ポンタ"秀一など、作品には国内外のトップ・ドラマー達が常にクレジットされてきた。そんな彼が"Contemporary Urban Music"をテーマに掲げ、完成させた最新作『MAGIC HOUR ~Lovers at Dusk~』には、山本真央樹、伊吹文裕という2人の若きドラマーが参加。彼らの存在が本作のきっかけになったという。多忙を極める3人が奇跡的に集結し、歌とドラムをテーマにたっぷりと語り合ってもらった!
AKANE×SAIKI×小鳩ミク[BAND-MAID]
「鼎談スペシャル」2組目は、テクニカルなパフォーマンスで鮮烈なハード・ロック・サウンドを届ける5人組バンド=BAND-MAIDの屋台骨を担うドラマーAKANEと、ツイン・ヴォーカリストのSAIK(I vo)&小鳩ミク(g、vo)が登場。メイド風衣装を身にまとい、世界を股にかけ"お給仕"と称する精力的なライヴ活動を行う彼女達は昨年、結成10周年の節目を迎え、9月25日には3年ぶりのニュー・アルバム『Epi c Narratives』をリリースする。激しく絡み合うバンド・サウンドの中で、パワフルかつ手数の多いビートを轟かせながら、歌を前面に押し出すAKANE。その基盤の上で歌うSAIKI&小鳩との鼎談を通じて、歌とドラムの"結束"とも言うべき密接な関係性が見えてきた。
Product Report (1)
qdc meets TOSHI NAGAI
新たなカスタムIEM製作に密着!〜前編〜
Product Report (2)
Pearl Artisan Custom Rosewood Snare Drum
魅惑の限定スネアを村石雅行がレビュー!
プロへの最短距離をサポートする
昭和音楽大学/昭和音楽大学短期大学部
連載 スタジオ・シーンを創造したレジェンド
"Studio Great" 特別版
バーナード・パーディ
世代を超え多くのリスナーの記憶に刻まれる数々のポップスに名演を残してきた"Studio Great"達。その足跡を本人の語りと共に紐解くこの連載、第17回目は、スペシャル・バージョンとして6月初旬に東京、大阪、横浜のビルボードライブ公演で久しぶりに来日を果たしたバーナード・パーディの登場。本誌でもこれまで、何度となくパーディのGreatな足跡を紹介し、"パーディ・シャッフル"をはじめ、彼がR&B/SOUL、ジャズ・ロック、ファンクなどなど、20世紀ポピュラー・ミュージックのあらゆるジャンルに刻み込み、後世に影響をおよぼしてきた秀逸プレイの数々を分析してきた。今回は、21年に発売された自叙伝『Let The Drums Speak:! The Life Story of the World's Most Recorded Drummer』(洋書)で記された彼のモチベーション期、すなわち幼少期から20代の頃にも初めて焦点を当て、なぜドラムに興味を持ち、何が彼をこの地位まで押し上げたのか、限られた時間の中で、ご本人に語っていただいた。
連載
DM Debut
アイザック・キジト
北出大洋[ammo]
Keita[SABLE HILLS]
Anabebe[NIKO NIKO TAN TAN]
アコースティックエンジニアリングが手がけた
"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ
連載/Streaming Code連動
話題のドラマー達がオリジナル・エクササイズをレクチャー!
セルフィ・セミナー
山中綾華、今井義頼、JOE
連載セミナー/Streaming Code連動
"譜面"を制する者は"ドラム"を制す!
読譜道
村石雅行ドラム道場最高師範代=松本安生が伝授!!
連載セミナー
ドラムにまつわる悩みを一緒に考える!
BOBOオンライン
Web連動
Drummer's Disc Guide
Web連動
NEW PRODUCTS
付録小冊子
「ドラム・セット・ファイル2024」
2024年を彩った15台を一挙掲載!
神保 彰[PYRAMID]
アニカ・ニルス
バーナード・パーディ
カーター・マクリーン
アイザック・キジト(宇多田ヒカル)
佐藤 奏[KOIAI]
Katsuma[coldrain]
KYOHEY[XY]
村石雅行
NAGISA[TRiDENT]
藤田亮介(マルシィ)
柏倉隆史[toe]
林 立夫[SKYE]
佐野康夫
Zyean[JILUKA]